そんじゃそこらの「イケメン劇団」ではない
『ロミオとジュリエット』が不朽の名作である訳。それは、派閥・階級という「薔薇のトゲ」の犠牲者と引き換えに民衆が「和解」を果たしたからだ。
BIG MOUTH CHICKEN「NEVER SAY NEVER and…~月が綺麗だから~」は、『ロミオとジュリエット』をお伽話の登場人物とタッグさせた。『ウエストサイド物語』に次ぐ快挙である。
「少年ダンサー」を中心に、まるで モグラの動きを100倍速したかのごとく、可憐で、統率力のあるダンスを披露した。この部分だけでショー・タイムのプログラムを作成してもよい。
逆に、棒読みや声量は「大ホール」である。客数100名ほどの小劇場空間にて「演技」する意識に乏しかったといわざるをえない。