毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」 公演情報 鵺的(ぬえてき)「毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Aプログラム『定や、定』観劇
    阿部定の一生が生き生きと描かれていました。

    ネタバレBOX

    黒子であり、アンサンブル役である二人が加わることで、岡田あがささんと寺十吾(ジツナシサトル)さんの二人芝居が冴え渡っていました。約1時間15分というのもちょうど良かったと思います。

    吉さんが、名古屋の先生や腐れ縁のおじさんとは別腹だと言うのが可笑しかったです。事件はセンセーショナルだったものの、考えてみれば懲役6年の事件に過ぎませんでした。本当に惚れたのが吉さんだけだったとすれば彼女の余生は長過ぎました。最後は失踪していたなんて知りませんでした。

    阿部定本人が出演した劇中劇の後の舞台挨拶はちょっと真面目過ぎてテンションが下がりました。前後の話から吉さんの名誉を守ろうとした気持ちは十分伝わってきたので舞台挨拶は特に無くても良かったのではないかと思いました。

    寺十さんのショボさもあり、岡田さんの魅力が引き立っていました。ただ、色々なアクシデントは良しとして、阿部定が自分の名前を噛むのだけは基本ご法度だと思いました。

    ところで、黒子のお二人がBプログラムに刑事役として登場するらしいのですが、どんな風に二つの話を繋げてくれるのか楽しみです。

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    2014/06/18 13:40

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