期待度♪♪♪♪♪
エライ仕事には「裏」がある
『ワンツーワークス』には前身時代がある。
『劇団一跳二跳』だ。
奥村洋治や関谷美香子、山下夕佳といった看板役者は 前身時代から活躍してきた。
2008年に解散する過程まで、紀伊国屋ホール、吉祥寺シアター等の日本を代表する劇場で公演を行ってきた実績がある。
しかし、主宰・古城十忍が「ドキュメンタリー・シアター」という名のアカデミズムに心酔し、イギリス演劇の形式論を上陸するべく「純化」に走った結果、積み上げ人たる聴衆が いつのまにか消えていた。
「思うように集客ができていない。劇団は今、厳しい。今後も上演を続けるために、お客様の声を聞かせてくれないか」
『ワンツーワークス』は昨年、アンケートに住所、氏名を残した観客へ、劇団の 未来を問うた。
年間収益は文化庁が補填してくれる計算。
全国巡回の学校公演がある。
学校寄席に出演する機会の多い、『無名塾』出身の落語家は こう断言した。
「正直な話、ギャラがいいんです」
古城は、新聞記者を退職後、演出家に転身した異色の経歴の持ち主だ。かつて細川や森が そうであったように、新聞社デスクは永田長へ人材を提供し続けている。彼も また、政界進出を夢想する人物だ。
【こうなったら、口からでまかせが得意な私が政界に打って出て、「集団的自衛権に抑止力はありません。芸術こそが世界を平和にするんです」と負けじと口八丁で遊説して回ろうか、などと本気で夢想してしまいます】(ワンツーメルマガ第54号)
彼がハヴェル・チェコスロバキア初代大統領になれるかは別だ。しかし、政治家は 360度全方位の政策におけるポジションを表明する必要性がある。
日本がいま、市民総動員で取り組まなければならないテーマは「集団的自衛権」じゃない。「教育新生」だろう。その第一歩が日本教職員組合、教育委員会、PTA組織の排斥である。誤ったフェミニズムも教育現場から一掃しよう。
『毒舌と正義』。
修学旅行中に会議する教師陣。そこから、「教育の問題点」を掘り下げていくプロセスを、観客と共有する。
「教育新生」は私たち自身の手にかかっている。
そして、『ワンツーワークス』も まさに正念場である。