うさぎストライプと20歳の国 公演情報 うさぎストライプ「うさぎストライプと20歳の国」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    春風舎とベストマッチ
    春風舎の黒光りするような床板は確かに教室を思い出します。

    ネタバレBOX

    「Don't Be a Strenger」は少し息苦しくなる位、作品全体に甘くほろ苦い青春のきらめきが充満していて作家の力を感じた。バックに流れる青春ソングやフラッシュバックのシーンなどはいかにも、という感があるが最後まで熱量が冷めないところが評価できる。

    「学級崩壊」は前者と比べると抽象的な作品で分かりにくい。昨年の初見時は新鮮な印象を受けたが今回も突飛な演出で大池氏の心境やいかに、と思い彼女のことを検索した。すると、以前のインタビューで「人間が内側に持っているぐちゃぐちゃしたもの、湿っぽいものをポップに舞台に上げたい」という趣旨のことを話していた。
    その言を受けてこの作品に照らしてみると、確かにその通りを形にしているようにも思える。ただ私にはその思いが今イチ伝わってこなかった。紙ボールの投げ合いはコミュニケーションの表現とは思ったが、眼前で起こっている状況を表す記号のように少し機械的で平坦な印象を与えててしまうのではないか、という気もする。(決して役者の感情表現が希薄だったわけではない。井上みなみなどはむしろ表情の変化を楽しませてくれた。)大池氏の演出方法が自分に合わなかっただけかもしれないがまだ答えは出すまい。

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    2014/05/20 12:26

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