うさぎストライプと20歳の国 公演情報 うさぎストライプ「うさぎストライプと20歳の国」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ベクトル、力、触媒
    二つの演目が上手く噛み合っていました。

    ネタバレBOX

    20歳の国 『Don’t Be a Stranger!』(作・演出:竜史)の高校時代の恋愛や友だち関係を描いた話から始まって、休憩を挟んで同じ役者さんたちがそのまま少し大人になったように私服姿になって、でも前半とは関係なく、うさぎストライプ 『学級崩壊』(作・演出:大池容子)へと続き、若年性アルツハイマー病のような病気か薬物で人間崩壊を起こす人やエイズが発症して自暴自棄になって周囲を巻き込んで人間崩壊を起こさせる人などを中心とした話となりました。

    前半で人間関係が具体的に描かれたことがあってか、後半も、壁を押すパフォーマンスや人を持ち上げて移動させるいつもの力技パフォーマンスはありましたが、それぞれに個性が与えられていたように感じられ良かったと思いました。

    前半の、ベクトルと力の大きさが上手く吊り合わない二人の関係の描き方は素敵でした。卒業できなかった滝沢の、たまに登校したときの触媒のような働きは貴重でした。君子の交わりは淡きこと水の如し的な男女の友情もあったなと思い出したりしました。

    後半の、丸めた紙のキャッチボール、皆さんがあまりも上手なのには驚きました。

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    2014/05/04 10:06

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