満足度★★★★★
闇に響く怪異
怪談の朗読劇というのは初体験でしたが、シンプルな中にも、狭く暗い会場の特性を活かした「音」の活用がとくに印象的で、ゾワッとすることしきりでした。闇の中、小さな灯りのボーッと照らし出す演者さんたちの輪郭が、それぞれの観劇者にそれぞれの想像の中の実像を投影させて、恐怖を体感させる。いえ、ネタバレしないように書くのが難しいですが、例は悪いかもしれませんが、お化け屋敷のライドに乗ってバタンがたんギャーという音の中を突き進むような、そんな面白さがありました。また見てみたいです。・・・そういえば、撮影会なんですが、終演後カメラを出して撮ろうとすると、何度やってもおかしな音をたてて記録されず、挙句縦に引き伸ばされたような奇怪な画像がモニターに写ったりと・・・