ダイフク様の信ジ方 公演情報 ミュージカルサークルEM「ダイフク様の信ジ方」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題1029(14-068)
    16:00の回(晴)。ややおして15:38受付開始、開場。1階の階段前に受付開始までここに並んで待つように…という案内があるものの、開けてあるのか閉じているのか中途半端な状態。なので早めに来た数人は会場入り口で待ち、それ以外のお客さんは下で待つことに。受付開始時に誰かが下へ行くのだろうと思っていましたが、そうではなかったのでスタッフの方に声をかけました。入口(特に建物そのもの)から受付が見えない場合、スタッフが張り付くか、時々様子を見に来るかしてはいかがでしょうか。

    こちらの劇団、「地獄八景亡者戯(2012/3@タイニイアリス)」を観ていて2作目。ここから派生して「カルメン(2014/1@相鉄本多)」、ここで演出助手にお名前が載っている高野さん作演出。

    ミュージカルは滅多に観ないのですが、公演の案内をいただいた高野さんの写真(赤いストラト…ピックガード、ピックアップ、ノブまで真っ赤だそうです。ちなみに私のストラトは、ラージヘッドタイプのアンティグア・フィニッシュ)がとてもよかったので観に来ました( ̄O ̄)。

    椅子には座布団。ちょっと不気味な舞台セット、下手に並ぶ白い筒状もの(卒塔婆っぽくもあり)は下への方が黒く汚れ、上手は真っ赤な矢倉、提灯、銀色に輝くのは髑髏、客席左右にカメラ。16:01前説(90分)、開演〜17:54終演。

    この髑髏から「クリスタルスカル」を連想、「シアワセ村」に集まった者たちの再生のお話、歌とダンス。この御神体のごとき髑髏に忘れてしまいたいものを封じ込め、村の一員として生活を共にする。ここに、すでに死んでしまった幽霊と自殺のためやって来た女性が絡み、再生の原動力となる。

    ネタバレBOX

    誰もが経験するであろう挫折、狂い始めた歯車はなかなか元には戻らない、救いを求める者、求められる者…ジーザスから転用されたシーンが挿入される。

    調べてみたら、初めて四季「ジーザス」を観たのは、1987/4@日生劇場でした(エルサレム版2回、江戸版1回、その後を合わせて10回位くらいでしょうか)。また、5月には「CATS」がありました。

    みなさん学生なので役どころの「年齢」表現には苦労されたと思いますが、こういう設定にしたのは何故でしょう。「コーラスライン」も挫折や様々な人生が語られますが、等身大に描いていると思います。

    髑髏からは邪教が連想され、本来純真であった村民が崇めるものとしては…どうだろう。もっと自然(森、河…でもいいだろうし)なもので、かつて日本にあったと思わせるようなしきたり、か、今なら原子力のようなものとか。

    優子役の加藤さんの歌(声質、音量、聴きやすさ)はとても良かったです。衣装がお一人だけグレー(色らしい色ではない)だったのは理由があったのか…

    0

    2014/03/10 13:45

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大