ブラウニング バージョン 公演情報 雷ストレンジャーズ「ブラウニング バージョン」の観てきた!クチコミとコメント

  • そこで終わるのか!
    一時間半。暗転なし。休憩なし。

    チケットプレゼントで観劇。
    プレゼントして頂いたことに感謝します。
    一時間半、濃い時間をありがとうございます。

    客席側に迫り出した六角形を模した舞台。
    明日の学年末で退職する古典教師の、前日2時間を追う。
    暗転から開演する作品が多いが、この作品では開演も暗転しない。暗転したのは終演時のみ。この方法は初めて観ました。
    古典教師がおもむろに舞台に現れ、読書をはじめる。庭にももう一人。さらにその人物と肩を寄せ合うもう一人が現れる。一旦三人が捌けて、物語がスタートする。

    箇条書きで失礼。書き殴りで申し訳ない、順不同。

    ネタバレBOX

    *生徒が本をプレゼントしたシーンはもうボロ泣き。

    *台詞が結構な量かつややこしいので、理解するのに必死でした。

    *この古典教師という人間の、底知れぬ気味悪さ。すごい。

    *「あまり生徒に好かれていなかった先生が、退職前日に、生徒から、授業の内容を反映させた素晴らしいプレゼントをもらいました。先生は号泣しました」なんてチープなハッピーエンドで終わらない。ここからがじわじわ来る静かな盛り上がり第二部。やられちゃいました。

    *何故妻は古典教師と夫婦を続けているのかよく分からない。多分ラストで教師が語ったのだと思うのだが、理解力不足の私には消化しきれず。

    *妻が古典教師に嘘をつかない理由も同じく理解不能。

    *年老いた人物が主役なので終始声は張らない(いや数回張ったか)が、ボソボソしている訳じゃなく、きちんと聞こえる。私は最前列だったのですが、客席最後列まで聞こえているなら「流石」の一言。

    *自然科学教師が客席から舞台に上がった時は、役者と気づかず本気で「えっ!?ダメだよ勝手に舞台上がっちゃ(;゜O゜)」と思った。というのも、スーツの後ろがシワシワヨレヨレだったから。彼が“そういう人物”な訳ではないので、それが狙いでないのならピシッとお願いします。

    *年収200ポンドというのが、どういう生活水準になるのか想像できない。かなり切り詰めないと無理そうだが…

    *生徒は下心があった訳じゃない。それを観客に明確に示しているからこそ、妻の一言からの後半が凄みを増している。

    *翌日の学年末の式典はどうなるんだ!?という所で終わる。本当に「そこで終わるのか!」というラスト。翌日の様子も是非観てみたいと思わせる。

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    2014/03/06 21:27

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