満足度★★★★
なかなかにオソロシイ
若年層に大人気の恋愛小説家とその熱狂的であるがゆえのストーカー気味ファンを描いた朗読劇。
が、「ラブレターズ」のように二者の往復書簡ではなく、小説家側は編集者への相談などの手紙なのが二者の関係を端的に表していて、さすがじんのひろあき。
また、作家とファンではありながら、直接の接触は終盤のみなので「ミザリー」とは根本的に異なり、むしろ徐々に間合いをつめてゆくコワさは「電話のメリーさん」風。
さらにはブリジット・フォンダ主演の映画「ルームメイト」も想起。
そんな内容に加えてマミカのお二方が役になりきって演ずるモンだからなかなかにオソロしい。
次回公演はどんなものになるのか、早くも期待。