2014年・蒼白の少年少女たちによる「カリギュラ」 公演情報 彩の国さいたま芸術劇場「2014年・蒼白の少年少女たちによる「カリギュラ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    緊張感ある舞台だった
    自分が見た時のコクーン版は勝地涼さんと長谷川博己さんが良く、小栗さんは少しお疲れ気味だったのかな、と朧げな記憶。
    今回の内田健司さん演じる皇帝は、ギラつきと横暴さと狂気と悲哀の加減のバランスが絶妙に凄かった。二幕の芝居で油断して笑ってたら首はねられちゃうw。この作品に玉ねぎは必須アイテムなのね。

    コクーンやさい芸大ホールの舞台公演の演出だと、格調さや優雅、みたいな印象を感じる事がたまにあるが、著名人が出演していないネクストやゴールドシアターには若さや艶っぽさ、過激さが舞台の至る所から溢れて見え迫力あって良い。最後のまとめの部分はやっぱり蜷川さんだけど。
    観劇日の日替り配役→セゾニア周本さん、シピオン砂原さん、ミュシュス妻田中さん。でした。

    ネタバレBOX

    カリギュラ、セゾニア、エリコン、ケレアを演じた各氏の存在感がますます魅力的になってきた。
    クーデターによって権力ある者が滅びる様を見るのは、納得もしたり理不尽と感じたり。緊張感ある舞台だった。
    三方囲み座席、舞台正面にあたる位置に鏡張り。天井には巨大シャンデリア。幕締めには照明効果を利用した長い廊下を一人歩き去る王の姿。
    海外戯曲の演出で、このパターンはもう変えてほしい。

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    2014/02/23 18:52

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