期待度♪
「下北沢演劇祭」の発火点ーロシア語学科出身演出家が暴く「村社会」
上智大学ロシア語学科出身の主宰・寺戸隆之。(作・演出)
「空間の融和」を舞台造りに反映させた作風だ。
本作で下北沢演劇祭へ挑む。
全9日12ステージという公演日程は、劇団に とっても飛躍する機会だろう。
あらすじ「(略)村の特産品は天然の火。村には火を精製する工場があった」
非常に難解なテーマ性。
「ロシアはね、未だに水道すら整備されていない町も多く、『中央』に対する憧れ は、ウォッカ瓶の消費量と比例します。
かつて、1990年代に国営企業を民営化する際、政府から全国民に等しく「バウチャー券」(株式交換債券)が配布されたんです。
ところが、オルガルヒ(新興財閥)は 田舎街へ行き、その券とウォッカ1瓶の交換を提案したところ、オヤジの群れができたそう」(舞台通M氏)
ロシアを学んだ寺戸氏は、 村特産の『火』を、どう扱い、どう鎮火させる?