満足度★★★★★
名作……言語に絶する体験を語り続ける1人の男。ときに激し、ときに涙ぐみ、ときに冷笑し、しかし、揺れ動きながらも務めて平静かつ理性的であろうとする。久しく感じたことのない緊張感と集中力。張り詰めた空気が会場中を支配し、200人近い観客が、眼をそらすことも身じろぎさえできずに、ただただ息をひそめて1人の男の言葉を受けとめ続けた2時間15分。壮絶な内容以上に、それを語る男の意志と、演じる役者の覚悟に圧倒された。
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2014/01/31 12:35
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