ファンタジーは人生に必要。
せっかく劇場に入ったって、
どこもかしこも静かでリアルなのは嫌だ。
しかし、ファンタジーは間違った方向に行きがち。
何も芸劇中ホールやスペースZEROでやってるような
「歌って踊って殺陣もありますってゆーファンタジー」
が観たいのではない。
かつて内藤裕敬さんや渡辺えり子さんが
バブルの頃にやっていたような、わくわくする芝居。
幻想や奇想に満ちた人間臭いファンタジーが観たい。
でも、熱いのは近年流行らないから、それを21世紀的に
消化したような良質のファンタジーが観たい。
前作のイキウメ『眠りのともだち』はまさにそれだった。
(俺にとってはだけど)
行けたら行こうと思います。