ノイロヲゼブウム 公演情報 劇団 虚仮華紙「ノイロヲゼブウム」の観てきた!クチコミとコメント

  • やりやがった!
    主宰であり作・演出を担当した成生さん。先日観に行った劇団森での彼女の演出に惹かれ、今日の日を待ちました。結果としては、期待に応えてまだまだ大量のお釣りが来るくらいの出来。喜べ、演劇という概念よ。お前を手玉にとって上手く遊んでくれる人が現れたぞ。
    驚きは会場に到着した瞬間から。そこは早稲田大学学生会館「B201」でした。普段から盛んに演劇公演のある施設ですが、大抵は「B202」か「B203」が使用されます。それらはおよそ演劇向きには作られていない教室です。人がわんさか集まって動き回ったりそれを観たりするには最適とは言い難い空間。なので今回もそうかと思ったら…。面積が広い!天井が高い!空気が澄んでる!なんだここ!オーケストラ演奏などにでも使われるのでしょうか。三鷹・星のホールが地下に出来たくらいの印象。そこに聳え立つ居城の様な舞台美術。それを見てこう思いました。「ヤベー。何がどうとか分からないけど、とにかくヤベー」。戦いの前に早くも相手の戦力を知った様な感覚。演劇スカウターがボンッ!ってなりました。
    そして上演開始。なんだこれは!!【カフカの『変身』とサルトルの『嘔吐』が軸】。そう、古典に倣った厳かさもあります。それでいて暴れてもいる。そして、【10もの演劇・ミュージカル・タップダンス・パントマイム等の団体から15名の役者を呼び集めている】。何故か?その人達でないと出来ないだけのものをやっていたからです。踊るし歌うしそのどっちだかよく分かんない様な事もやるしで、これが弁当ならば「デラックスミックス弁当」と呼ばれるべき豪華な内容。その瞬間その瞬間に趣が異なるのに破綻してはいない。1人の人間と深く接して色んな表情を見せられるのに近いものだったかもしれません。これは感想を述べろとなっても「共感した」とか簡単には言えないですね。むしろ「何がどうなってこうなったのかサッパリ分からない」とかのほうが適切。ただその後にこれが付きます。「とにかく面白い」。好きだなー、次回公演を明日すぐ観たいくらい好きです。いきなり2500円くらいになっても行きますね。

    ネタバレBOX

    隣の席にいた方は「踏み台昇降運動」が大層お気に召した様で、お連れの方に『あの中でなんか1人だけめちゃくちゃ熱唱してる人がいてさー!!見た!?』とテンションを上げていました。お連れの方は困った様な微妙な表情をされていましたが、私は心の中で「見ましたよ!」と返事をしていました。あと、あの最中だと「二二二( ^ω^)二 ブーン」みたいに手を広げるトコが好き。くだらなさが一周。「何、その動き!」と。

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    2008/06/22 00:21

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  • 【みささん】
    自分もまた次回必ず行きます。願わくば荷物預かり係でもいいから何かしらで関わりたいくらいです。

    2008/06/22 23:53

    >喜べ、演劇という概念よ。お前を手玉にとって上手く遊んでくれる人が現れたぞ。

    同感です。
    本当にその通り。
    素晴らしい表現です!
    楽しい!楽しい!大興奮!でした。
    こうゆう芝居を観るとご機嫌ですわっ!(^0^)

    次回も行こう!(^0^)


    2008/06/22 00:34

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