犯行予告 公演情報 劇団肋骨蜜柑同好会「犯行予告」の観てきた!クチコミとコメント

  • 現実と妄想が入り混じる
    何故、この劇団名にしたのだろう?
    このサイトで、初めてこの劇団を目にした時の印象。

    クールビューティー(テンション低い&突然吹き出す)山田と、ちょいお馬鹿&いい人御手洗の会話は面白い。
    山田曰わく「御手洗さんって、ほんと御手洗さんですよね。」
    この二人、仲良い。(山田は「嫌です」と即答しそう)
    ツンツンしつつも、ちゃんと御手洗の会話レベルまで降りて会話するところとか、何か良いね。

    一つ注文つけるとしたら、御手洗の起こし方かなぁ。
    何故お茶っぱの缶?

    所々に笑える場面(爆笑でなく、ふふっと笑わせる)も散りばめられている。
    そしてラストの展開には驚かされました。
    「そう来たか!」と。

    ネタバレBOX

    終電もなくなった時間の、出版会社。
    山田と御手洗は会社に泊まることになる。
    その中で、ターゲットの大切なものを盗む「怪盗キース」について話す。
    山田と御手洗の“妄想”という形で、キースのある怪盗劇が展開される。
    キースは誰なのか?何を盗もうとしているのか?

    しかし、これは妄想ではなく、実際に起こった事件だった。

    夜が明け、山田と分かれた後、御手洗が山田の「メイクボックス」を開ける。
    そこに入っていたものは……。そこに響く神田川警部の声。
    そこで観客はすべての真実を知る。

    「誰がキースなのか」と考えていた私がいかに浅はかだったのかということを思い知らされた。

    その人にとって、一番大切なもの。
    時価一億は下らない宝石よりも、大切なもの。
    観ながら、自分にとっての「大切なもの」って何だろう?と考えさせられる。

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    2013/12/22 19:50

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