MOTHER II 公演情報 青年団若手自主企画 大池企画「MOTHER II」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Pollyanna
    色々と面白い。70分。

    ネタバレBOX

    佐和子(長野海)…母。朝起きたら27歳の姿になってた。小説家の夢を諦めたてたけど、27歳に戻ったことを機に小説家を目指し始める。
    直子(菊池佳南)…小説家。27歳。浩之と同棲中。起こると物を投げつける。今は亡き父とケンカした時に家出した。
    浩之(亀山浩史)…美大院生。今日26歳になった。直子の彼氏だけど、直子の作品への理解が薄め。
    義雄(山内健司)…直子の叔父(佐和子の夫の兄弟)。未婚?だけど、浩之と直子へアドバイスする。浩之の名前が覚えられない。国語教師。

    自分の作品が近しい人に理解されないことで、直子が爆発する終盤。お母さんのようになりたくない、独りで生きていく覚悟があるんだと、啖呵をきる直子。タバコに逃げる浩之が戻ってきて、突如プロポーズし、直子は怒って出て行く。義雄も浩之も帰った部屋で、直子の言葉に傷心しつつ幼い頃の直子に一人想いを馳せる佐和子。そして「やっぱり帰ってきた」とケーキとってあるよと声をかける…。

    とりあえず、山内健司のレベルが高いなと。上手いし面白い。いかにもおじさんでいい感じのアクセントが最高。3人が緊張した際のポジションもいい。

    味気ないことをいえば単なる親子ケンカで、彼氏と母の前で暴言吐いちゃうお子様な女性の話なんだろうけど、その鬱憤に同感できなくもない。やっぱり理解されたいし、ほめられたい。何歳になっても変わらない気がする。
    幼い頃の直子にいつ母になったのと問われ、少しずつ母になったと答える佐和子にとって、直子の存在があるからこそ母でいられるワケで、やっぱり母になっちゃうワケで。そうゆう芯の通ったソフトな感覚がじんわりくる。

    まあ、自分が浩之ポジションだったら、めちゃくちゃ困ると思うけど。

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    2013/12/22 18:16

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