アクアリウム 公演情報 DULL-COLORED POP「アクアリウム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    1982
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

    ネタバレBOX

    1982年生まれなハウス住人6名。慣れないパーティの夜、北池袋で起こった猟奇通り魔事件の調査で刑事がやってきて、一同困惑するが…。
    ゆかり(中林舞)…シェアハウスの発起人。商社勤務。金に細かいらしいが、ハウスではまともに振舞う。
    すみ(百花亜希)…余命短い病人。アクアリウム好き。
    ゆう(堀奈津美)…ひきこもり経験のある生活保護受給者。てつとは微妙な関係。
    しんや(渡邉亮)…根暗なフリーター。殺害意識の高さを自覚し、警察に捕まりたいと願う。
    てつ(東谷英人)…週末DJ。事件発覚でハウスから出て行こうとする。
    ゆうき(中間統彦)…十代。クリスマスパーティの発起人。ゆうにキレる。
    わに(中村梨那)…未届。
    とり(若林えり)…KFCに涙する。
    部長(大原研二)…熱海的な部長。70年代。
    菊地(一色洋平)…部長の部下。冷静であったり熱かったり。
    A(清水那保)…少年A

    ゆうが言ったように、ダメな人間の掃き溜めってハウス。なんか閉塞感漂い、それでいて希望も絶望もない、ふわーとした人生を送る。対する部長の傍若無人さが心地よく爽やかに感じるような、湿気た空気感が充満する。
    内向的だって言い切っちゃえばそうなんだけど、なにかを拗らせてて、自分だけじゃどうにもならないけど、その先どうしていいかわからんで、ひたすら薄暗い道歩いている面々が、そんなに嫌いじゃないというかわからんでもないという錯覚に陥る。感覚として。
    メインの殺害意識のとこは、Aの扱い含めて、もうちょい印象的でも良かったかな。

    「安定したアクアリウム」のようにそこに居る人が無駄なく生きていける世界と、真逆に向かっているかのような世間(人生)を泳ぎ続けないといけない若者の静かな狂騒って作品。120分。

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    2013/12/11 19:01

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