♪~ご観劇ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。~♪ ミュージカル座ガラコンサート 公演情報 ミュージカル座「♪~ご観劇ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。~♪ ミュージカル座ガラコンサート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「シャッフル・ミュージカル」は貴重ー次世代の台頭も感じた

    『ミュージカル座』創立19周年を迎え、名場面を惜しげもなく披露するガラ・コンサート…。年末という時期柄、今年上演された作品10本の総特集でも問題なかった。10本の「あのシーン、このシーン」だけで、十分 観客を喜ばすことのできるミュージカルのボリュームだろう。ところが、10年前の舞台作品であったり、戦争ミュージカルとして高い評価を受けた『ひめゆり』等の名場面すら、省略せずに「あの時の涙」を再現したのである。


    これほど絢爛かつメッセージ性に溢れたガラ・コンサートを観たことがない。数々の名場面を通し、その歴史や、人物の生きる力、メッセージをまっすぐ贈った。すなわち、私は 半数以上が未見だったから、『ミュージカル座』を初めて観劇する人も楽しめる。『ミュージカル座』を毎回観劇しなければ済まないファンは…言うまでもない。自らの人生とリンクさせ、最大19歳若返ったのだと思われる。


    ※バレてないネタバレへ




    ミュージカルの力を濃縮した、アンサンブルの圧倒的歌唱。地響きこそ聴こえないが、改めてミュージカルのファンを開拓しそうな熱量を含む。
    「素晴らしきミュージカル」を まとめあげてくれたと思う。そして純国産ミュージカルに誇りをもつ段階かもしれない。

    ネタバレBOX


    シックな大人の雰囲気のなか、途切れない名場面は、新たなる可能性を試す場だった。最もシンボリックだったのが『トラブルショー』である。設定は舞台裏、役者として待機していた少女が高熱のため、出番直前にもかかわらず倒れてしまうシーン。このトラブル下、二人三脚で少女の女優生活を支える母親が「わたし…やります!」と名乗りを上げた。しかも、難しいもので、少女の役柄が「マッチ売りの少女」であった。私が『トラブルショー』の名場面を一つ示すとすれば、この「代役シーン」だろう。今回のガラ・コンサートでは、母親を演じた女優が娘になり、母親は男性プロデューサーとなる。「名場面」のチョイスが申し分ないのは もちろん、ユーモラスな その演出は『ミュージカル座』の貫禄だった。時折、「素晴らしきミュージカル」を俳優の声に乗せて伝え、「ユーモラス」で より心を鷲掴みにする。距離感の近さは アメリカン・パーティ(東海岸)である。

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    2013/12/05 23:00

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