THE BELL BED UNDERGROUND & XXXX 公演情報 不定期開催演劇ユニット マリーシア兄妹「THE BELL BED UNDERGROUND & XXXX」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    男気に☆3つ半です!
    フライヤーや劇団名とは裏腹になかなかスタイリッシュな舞台を見せてくれたマリーシア兄妹。
    Geki地下Libertyの空間を上手く使った演出やBGMのセンスも好き。
    「ルパン三世」のようなクールな頭脳と余裕の態度、それに男たちの心意気が素敵だし、キモの台詞を大切にする真摯な姿勢もよい。
    もう少し台詞を絞ってメリハリのある会話が交わされたり、銃の登場に緊張感が生じたら、素晴らしくカッコいい舞台になると思う。

    ネタバレBOX

    舞台中央にキングサイズのダブルベッド、上手に革張りのソファセット。
    この部屋の住人七森隼人(大浦力)は、組織の金を持ち逃げすること6回。
    今度もまた追われているのだが、今回はここに追手が全員集結してしまった。
    毎回組織から金を取り返しに来る、組織の跡目候補佐野(飯村孝太郎)のほかにも
    殺し屋の美女2人組、元殺し屋鉄(吉田哲也)、
    おまけにドジな潜入捜査官2人までが変装してもぐりこんでいる。
    実は七森と佐野は高校時代の同級生でその後17年間腐れ縁で繋がっている。
    そして七森が危険を冒して組織の金を奪い続けるのにはある理由があった…。

    チャラい話が次第に口に出さない男同士の友情に移行する構成が良かった。
    七森の人柄に触れて少しずつ変化する追手の様子も面白い。
    相変わらず大浦力さんの軽くいなすような中で時折見せる目力が効果的。
    熾烈な組織の中でもまれる佐野のキャラが、俗世にまみれながら柔らかくてリアル。
    元殺し屋のキャラが静かで淡々としていて逆に怖い感じがうまく出た。
    演じる吉田哲也さんの“受け”が上手いので会話に味わいが生まれる。
    殺し屋美女2人組のキャラも面白い。
    潜入捜査官の設定がちょっとお粗末すぎてリアルさに欠けたかな。

    ルパン三世みたいな軽い中に「いちいち言わねーよ、そんなこと」的な
    熱い思いやりがにじんでいて、そこに元殺し屋が何気に絡むあたり
    とても洗練されたストーリーになっている。

    ただ台詞に今ひとつメリハリがなく、饒舌な割に効果が薄れたのが勿体ない。
    元殺し屋が銃を手にする時、もう少し緊張が走るような演出が欲しかった。
    軽いノリの中にピリッと凍りつく瞬間があったら、
    ラスト佐野の決意の行動がより強い説得力を帯びると思う。

    この劇場は段差があってとても観やすいから好き。
    BGMの選曲、音量ともに高感度大大。

    ラストシーンがとても素敵で、あーさりげない男気っていいよなぁと思った。
    さんぞーさん、また楽しみにしていますよ!


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    2013/11/30 00:06

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    0

  • ありがとうございます!

    いただいた、お言葉、本当に嬉しいです!

    必ずや復活の際は、良い作品を作ります!

    2013/12/06 10:02

    さんぞーさま

    さんぞーさんのセンスが好きです。
    兄弟復活を楽しみにしています!

    2013/12/04 23:56

    今回も、暖かいコメントありがとうございます!

    ご指摘いただいた事を糧に、精進したいと思います!

    兄弟復活の際は、是非ご来場いただけますこと、心より、お待ちしております!

    2013/12/04 12:14

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