蜥蜴少女 対 蛇人間 公演情報 東京ディスティニーランド「蜥蜴少女 対 蛇人間 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    ストイシズムと逞しさ
    セシル企画に遊びに行くのは3度目だ。
    今までと全く違ったのは「中学生棺桶」と「ハニカム」という
    本当にカッコいいバンドが2つともステージに立たなかったこと。
    圧力が弱い。眠い。ヌルイ。

    ストーリーの端々でモザイクをかけ、謎めいた新境地を見せた
    「吉田ミサイルの世界」と、
    ラガマフィンのようにまくしたてる漫談フロウで聴かす「今村つぐみ」は
    良かった。特に今村つぐみさんは身一つで喋るだけなのに、
    トリにふさわしいパンチの効いたライブだった。



    さて、冒頭でヌルイと書いたが、それは「これまでと比べて」という意味。
    当然ドラムの音もなく、マイクも使わない演目だけだったのだから
    「音圧」という意味での圧力は無いし、ソロが多かったので演者の
    総数も減った。表現圧力は弱くなって当たり前なのだ。

    しかし、ある意味でそれは意図されたようにも感じられ、
    そこにオーガナイザー セシルさんのストイシズムと逞しさを感じた。
    遠藤ミチロウも、吉井和哉も、奥田民生だって、ソロになった当初は
    リスナーから寂しがられることもあったに違いない。
    でも、ソロアーティストにはソロの味わいがあるのだ。

    「バンドサウンドを離れてこそ匂い立つもの」を追求していく
    悶絶マーメード a.k.a セシルを今後も観て行こうと思った。

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    2008/06/16 06:46

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