マザー 公演情報 劇団5454「マザー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    【佐瀬恭代バージョン】観劇
    素晴らしい!!!

    ネタバレBOX

    シェアハウスという一つの社会の中で起こるミニ経済の話と、家族をまとめる母親という存在を再認識させる話。

    経済の話は勉強になります。お金が、経済が回り始めると、どんどんエスカレートし貸し借りも発生、100円玉で決済していた社会はいつしか擬似通貨ナオンが流通する社会へと変貌していき、最後ナオンの通貨危機が発生していったん社会は崩壊しました。

    このお芝居を中高生たちに観てもらい、経済の仕組みを語り合ってほしいものだと思いました。

    ナオンは、銀行家であるナオの所持している円の範囲内で100円1ナオンという固定相場で発行される円本位制の兌換通貨ですから、1ナオンが150円に高騰することはあり得ません。もちろん誰かが高く買うことは勝手ですが。

    元々みんなが持っていた円をナオンに交換したものです。ナオンというお札が買い占められても円を使えば良く、新たに円がナオのところに集まったら、それに見合うナオンを印刷するか、あるいは、再びみんなの円を集めてナオンを発行すればいいだけです。

    また、母親と管理人との比較のようなことから、できの悪い子も見捨てない母親の存在と、家事の金銭価値も分かりました。

    そんなことも全部含めて、中高生たちに勉強してほしいと思います。

    役者さんたちも素晴らしかったです。佐瀬恭代さんは初っ端からの顔の表情が良く、一瞬でお芝居に入り込むことができました。アニメのキャラクターのようにも思えましたが、個性的で平岩紙さんに似ていて素敵でした。森島縁さんは川島海荷さん似で素敵でした。

    0

    2013/11/21 10:08

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大