満足度★★★★
思っていたより
良かったな、というのが感想の第一、それでは背伸びの運動から。
大体さ、「今回はミステリーです」と言われても、そもそも結局「ミステリー」ってなんなのさ?みたいなところってあってさ、親戚のおばちゃんに「私ミステリーとか好きで」と言われて話を聞いていたら、「あれ?それ山村美紗サスペンスじゃね?」みたいなことってしばしばあるじゃん。予想していたのと違うことままあるじゃん。……あ、私だけ?
それはさておき、芝居が始まってアレが流れてきた時、「あーはいはい、これね」ということで、「ミステリー」の内実がわかったので、すっと芝居に集中して入っていくことができた。内容自体はベタなほど上手くまとまっていて、というかむしろちょっと上手くできすぎちゃっているけど、別にそれを観に来たわけじゃねーしな、みたいな。むしろ、だからこそ演者さんたちに集中できた。ゆえに面白かった。
たまにはこういうねもしゅーもたまにはこういうなしきさんも、たまにはこういう大竹さんも……大竹さんは変わらないか……いいよね!そしてあやかさん大活躍。ちなみに前衛的なあの絵、普通にクオリティー高くてじっくり見たかった。一個だけ内容に注文をつけると、なんで血を抜いたのか、もうちょっと詰めて欲しかったかな。「そりゃ復讐ですよ」というのはわかるんですけど、もうちょっと詰めて欲しかったかな。逆に言うと、あそこってすごくねもしゅー的じゃなかったよね。うんうん。
ということで要は「いつもと違う表情、グッとくるよね!」。ミステリーサークル第一回公演ということなので、第二回も楽しみに。でも、やっぱり楽しみなのは本公演だよね。そんな感じ。