ディストピア 公演情報 角角ストロガのフ「ディストピア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 冷房要らずの「一線を越えた」旋律



    数々の「猟奇的な舞台」を制作し、観客を戦慄させてきた『角角ストロガのフ』
    初めて体験した私は、壊れてゆく人々の姿に冷房以上の涼しさを感じざるをえなかった。

    お台場のジョイポリスでも体験できない涼しさだろう。
    では、『貞子3D』を上回る「ホラー」か?
    いや、「サスペンス」である。



    いしだ壱成 演じる人気若手俳優•アラキが、冤罪に巻き込まれ、国家権力の支配する「囚人たちの町」へ移送されてしまう。
    「優しさを与えるべきではない。
    軽蔑と受け止められるから」
    閉ざされた町でアラキは町民の更生を進める一方、事件の新たな犯人探しが始まった…。


    私には、いしだ壱成の俳優人生と、役のアラキは同一人物ではないかと思えてならない。

    冒頭、マネージャーの声で「真面目な男」と、観客へ紹介された。

    「女には目がない」こともマスコミに報じられた。


    冤罪というのは、アラキの浮気相手らが被害者となっている事件である。


    人気若手俳優を いしだ壱成が演じた訳ではなかった。
    いしだ壱成こそ、人気若手俳優であって、その苦労や感情を演じる必要はないからである。
    これは、明確な「当て書き」だろう。
    形式的理由から そう述べているのではなく、あえて「ダブらせよう」「リンクさせよう」という演出だったためだ。





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    2013/10/13 00:55

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