満足度★★★★★
妖精がんばった
柴崎友香「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」
甲斐さんの関西弁がとても可愛らしかったです。
中島たい子「おしるこ」
読んだことのある小説だったので字面のイメージもあり妄想しやすかったのですが、値段を聞いても声のトーンが変わらずバスに乗ってから憤慨するのが自分の妄想と違いました。たしかに年配の女性がレジ前で怒ったらおかしいですね。
三浦しをん「春太の毎日」
徳永さんの春太は動き回るし、ヨネクラへの激しい嫉妬心むき出しの態度や拾い食いでおなかを壊すところからてっきり猫だと思っていました。そういえばガムをおやつにもらってるんやから犬ですね。菱田さんののほほんとした表情で読まれる姿を観ていると、春太が心配するのも何となく分かりました。
江國香織「さくらんぼパイ」
ちっちゃな妖精いわさきみきちゃんの声が、後ろから聞こえてきたのにはびっくりしました。本当に9歳の女の子が声を出したような気がして思わずビクッとなって振り返りました。離婚したけれど愛する娘の親としてお互いをいたわる?暖かさを感じました。
ここまでが前半70分、休憩後後半40分の120分の公演でした。
終演後は観客も打ち上げに参加し、読み手さんと共に楽しい時間を過ごしました。