これが100である 公演情報 二十二会「これが100である」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題836(13-275) 仮
    19:30の回(曇、蒸し暑い)。久しぶりの渡辺さん演出。「小瀧ソロ(2011/5@お茶の水)」をみてから、渡辺さん、小瀧万梨子さんの舞台を見続けてきました。小瀧さんは先日「Hedda」をみたばかりですが、渡辺さんは「点にまつわるあらゆる線(2012/2@春風舎)」以来、ずいぶん待ちました。

    この日一日限りの公演、仕事が終わってみに行けるかなかなかはっきりせず、予約できるかメールすると「完売/当日券若干/立見」ということでした。一瞬、怯んでしまいましたが、会場へ向かうこととしました。ここは初めてで、少し迷いながら18:50会場着、19:05受付(当日券+整理番号)、開場。

    舞台は会場の片隅、手前にキッチン、カウンター、見渡すと木の柱が10本くらい、正方形の舞台にはモニターが2台(大小)、丸椅子、壁(2面)には映像が映るようです。19:33当日券客を座席に案内、桟敷席に座ることができました。..相当な人数がいたと思いますが、間を詰めたりしてみなさん座れたのかな...。

    19:40前説(渡辺さん)、19:42開演、モニターの向こうで役者さん(遠藤さん)が立ち上がったので驚く(気が付かなかった)~20:41ひとまず終了、20:51~21:51アフタートーク。

    演者、壁の映像、モニターの映像、渡辺さんご自身。音楽なし。
    同時展開、観客としてみている限りではほとんど同期せず。
    芝居/演劇に対する一般的な認識を超えた「パフォーマンス?」。

    完成したものを提示するのではなく、過程が示される。何百回繰り返しても「否」、初めから物語にはなっていないのかも。

    角本さんが率いる「d’UOMO ex machina」に近いかもしれない(次回作は「金春 禪竹」...奇しくも「能」)。

    能、「道成寺」を2回みました(@国立能楽堂)、本舞台に4本の柱、此処と似ているようでもあり。全席指定で、途中の入退場はなかったと思います。ただ、渡辺さんもおっしゃっていたように、歩くのが遅い、とにかく遅い。ここが観劇中にもかかわらず落ちやすいところで、実際、気がついたらほとんど同じ場所で足踏みしていました。とはいえ、かなりの緊張感。

    映画でも「メイキング」は好きなので、演出の「過程」は面白かったです。

    当パンをみると「観客一人の演劇作品」とありました。別の劇団ですが「1対1」の芝居経験があります。こちらは役者が一方的に話しかけてくるのですが、観客は返事をする必要はない。電気もつけない夜の公演、何もない打ち捨てられた空間。

    終わりがみえない攻防は刺激的でした。

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    2013/09/25 00:37

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