ぞめきの消えた夏2013-華- 公演情報 アトリエッジ「ぞめきの消えた夏2013-華-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    阿波踊りのお囃子を総称して「ぞめき」と言うらしい
    その「ぞめき」が消えたときが戦争時であり、
    戦後の「ぞめき」の復活は復興と鎮魂の意味もあると。
    現代と過去の戦場を行き来する物語を、
    上手に2時間の枠内に納めていました。

    ネタバレBOX

    ミリタリーファン(マニアではない)の自分が気になるのは、
    大東亜戦争時の銃器の小道具のつくりです。
    今回は三八式歩兵銃風に手作りされていまして、らしくて良いとは思ったのですが。(同様に軍医の持ってるワルサーP38とか=当時の医術先端はドイツですものねー)仕官の持つ銃は二十六年式っぽい中折れリボルバーか奮発して十四年式の(特にトリガーガード形状に特徴のあるヤツ=後期型)にして欲しかったなぁ。1丁しか出てこないんだし。敵米兵も全身迷彩服で登場させるよりは、銃の先端だけ見せる様な演出でもよかったのでは?迷彩服はWW2ではそんなに使われてなかったと思うのだが・・・。銃も迷彩されてたの出してましたが、M1カービンも小道具で製作してもいいのでは?そんで米軍の認識票下げてる日本兵も違和感凄いです!=サイレンサーと呼ばれるゴムの外周カバーは第2次世界大戦時は無かったかと思うし、倒した敵兵から奪ったものとして何枚かの金属板として下げてるか、お守りぶら下げてるほうが納得できる。兵隊やくざや戦場漫画シリーズとか見てみるのも多少は情報摂取できると思うが。日本刀も自然と使っていたが、軍隊は軍刀やし・・・鞘の色とか柄の色でも変える位はして欲しかったなぁ。銃剣とゆうのもあるし、小道具で作りやすいと思うぞ。で銃を拾ってたシーンやけど必要なのは弾だよねー。そんなに持って行軍できないと思うし、弾丸だけ集めて銃自体は破棄して墓標とすればいいのではと思った=台詞で「残してゆく銃は撃針抜いておけよ」とか言わせればリアリティ出るだろうにとも思えたデス。
    阿波踊りと混戦を同時に舞台上で出す演出あったが、混然と入り組むよりは前後で分けた方がよいとも感じたデス。後半はそうしていましたがねぇ。
    いろんな戦争モノ芝居観てきたが、現代戦のもの以外で過去の戦争モノでは納得できる銃器考証の小道具用いてるとこ無いですね・・・。今回の歩兵銃のコンセプトは良かったから、こーゆー方向で作ってけばお金かかんなくて良いのでは?と思ったデス。
    人情モノとして泣かされたし(わかってても)出来は良いぶん上記が大変気になったんです。

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    2013/09/21 02:12

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