排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR - 公演情報 まごころ18番勝負「排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    【TTチーム】観劇
    大学生探偵が本を読みながら可能性を挙げ、一つずつ潰していく様子はミスマープルのようでおしゃれでした。

    ネタバレBOX

    実の妹と近親相姦の関係にあった兄の、妹に対する執着心が招いた悲劇。

    妹が嫁いだ先で産んだ子は兄との間の子でした。その子は白血病で、兄はドナーとして適合しているみたいですが、妹との関係を繋ぎ止めたいために骨髄提供は切り札として残しています。もう一人子どもを作ることも、もし生まれた子がドナーとして適合したら自分との関係が途切れる恐れがあるので今では兄は心理的な意味合いで執着しています。

    兄は骨髄提供の条件として恨みを持つ妹の夫を毒殺するよう命じる一方で妹の夫が飲むであろうワインボトルに毒を仕込み、妹は兄を半死の状態にして骨髄提供させようと、その程度の毒をジュースのコップに仕込んだものの子が飲んでしまい、乾杯の後で妹の夫と子が死んでしまいました。その後夫と子を亡くした悔しさから、妹は兄のコーヒーに毒を盛りましたが処置が早く一命は取りとめました、というのがこの日起こったことのような気がします。

    しかし、誰がどこに毒を入れたかの説明がきちんとされていなかったような気がしてしょうがありません。少なくとも一回観ただけでは分かりづらかったです。

    お母さん探偵は、兄に色々聞いて真相を明らかにしていましたが、一つの流れを理解し掛かったところで新たな真相を聞かされても頭が混乱するばかりです。作家さんの頭が良過ぎるのかもしれませんが、やり過ぎは正にパラレルワールドで、自分で勝手に自分なりの真相を思い付いても許されるのではないかと誤解してしまいます。

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    2013/09/02 16:32

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