排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR - 公演情報 まごころ18番勝負「排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    観る小説。
    9/1千秋楽のFF回のみ観劇しました。

    ネタバレBOX

    ミステリとしての情報の出し方は絶妙だと思いました。
    始めの乾杯の後に咳き込んだけれどそれについて何もコメントしなかった高柳とか、
    みずほちゃんが倒れて運ばれていった後の朝霞の「どうしてこんな事に」でこれがこの人の知ってる想定外の出来事だった、というのを早いうちから仮定推理できたりとか、
    わりと前半に和泉が激昂して漏らす「妹なのに!」で高柳兄妹の関係を邪推できたりとか。
    情報量が多いわりに話が支離滅裂になっておらず、娯楽作寄りミステリーとして十分楽しめました。
    盲目設定が出てきたことでタイトルの意味と全体像がおぼろげに見えてくるあたりにニヤリ。

    説明するまでもなく現場状況から現状を当たり前のようにと喋るとぼけた七里と、
    その時の顔と視線を上げた館林の「こいつ…!」な表情がツボ。
    あやちゃんがチートすぎて(サヴァン的天才設定?)七里親子が登場するまでは切れ者だった館林が噛ませメガネに成り下がるのが可笑しかった。
    小説で探偵七里親子と館林弁護士がレギュラーの七里親子事件簿シリーズ、なんてあったら読みたいかも。

    TTは後半30分で展開が違うとか。
    逆にFFの展開以外を想定できなかったので、俄然TT回の結末に興味津々です。
    毒を飲む3人目が違う人物になったりするんでしょうか?

    感情が揺さぶられる類の舞台ではなかったけれど、舞台としての性格の違いだと思います。これはこれで良い。
    総じて楽しく観劇させていただきました。

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    2013/09/01 22:06

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