満足度★★★★★
割と厳しい意見が多かったので・・
ちょっと書きにくかったけど(苦笑
当初あいている日程が完売していたので、無理かと思っていましたが、
ぶらっとダメ元で当日券買いに行ったらキャンセルが一人出ていて観れました。
れんこんきすたのダンスは・・
自分も社交ダンスとかそういった競技ダンスの映像なんかは目にするけれど、
別に技術は低くはないんじゃ、と思ったりした(目が無いと言われればそれまでだけど
男女ペアのダンスなんかはヨーロッパで競技ダンスとして発達して、
回転の角度の正確さなどで採点する(分かり切ったことではあると思うけど
のだけれど、そもそもヨーロッパで発達したものだし、
元はタンゴなんかもブエノスアイレスの路上で小石をよけながら踊ったり・・
と言ったように、技術点は後からついてきたもので、
色んなジャンルの技術を集めながら女性だけで和の要素も絡めながら
一から物語を紡いでいくこの団体のダンスに
あまり技術の完璧さを求めるのは、そもそもあまり意味が無いのではないか
と思ったりもした(苦笑
宝塚とも違うしなぁ・・
もっとも何度も言うように、別に技術が無い、という訳でもなく、
それぞれがそこら辺のアマチュアより技術がずっと抜けているのは良く分かった。
ただ、表情が一人ひとり衣装の色に合わせてなのか
ハッキリと傾向が区別されているし、
ダンスの中で表情や動きのリズムを商業ダンスのようにピッタリと揃えることは
そもそも明確に意図されて設計されていないように自分には感じられたし、
それでいいと思う。
また、主催の女性の腕・指の動きもなかなかのものだった気がする。
ユキ・シラユリ氏とLes Miroirsの舞台は安定していた。
Fleur du malが若干芝居慣れしていない印象を持ったけれど、
途中でこれは素舞台での公演だからどうしても
こちらが背景と台詞・衣装の間に違和感を持ってしまうからだと分かった。
何グループか集まっての同じセットでのイベント、あるいは準備期間ゼロの舞台では、
割とこういうことが良く起きる。
観客は、こうした作品が素舞台では不利であることは理解して、
ある程度背景は観ないようにして(苦笑
観劇するようにした方が良いと思う。
そうしないと悪いところばかりに目が行ってしまう。
劇団員より自分の方がたぶん年長かな、
と思うなら、そのくらいのゆとりと優しさは必要なのではないかと
思ったりもする♨
まぁ、自分が4劇団3000円できちんとした椅子席(座布団で休みナシなら地獄かも)ならコストパフォーマンスとしては十分すぎるかと思ったりもしたので割と贔屓目に見てしまったのかもしれないけれど、
暑い中あちこち移動しないで一か所で4つまとめて見られれば
自分は十分イベントを企画してくれた人たちに感謝する方だけど・・(笑