第三次性徴期 公演情報 親族代表「第三次性徴期」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    はずれなし
    笑える。面白い。福原充則作品がベスト。

    ネタバレBOX

    「AIR…」 佐々木充郭
    リストラ部屋「エアー企画開発室」の話。airネタのオンパレードが面白い。裸の王様とロバの耳ネタもシャープに決まってた。

    「だるまさん」 川尻恵太
    だるまさんが転んだの童遊びは、だるまさんが転んだせいで子供が死んだことを戒めるため。友達100人できるかなの歌は、実は101人の友達がいたという。なんともブラックユーモアな作品。ばかさ加減もちょうどいい。王様ゲームの生みの親というオチがスマート。

    「シマムラ 引越しセンター」 ブルー&スカイ
    4人だけの引越し屋。竹井は若い女客の下着を家に持ち帰り、その都度、課長の峯村が返却しにいくという会社。竹井の真性クズな表現が上手い。事故った峯村にパンツを返却させに行くラストの、ばかばかしくって神々しい演出がウケる。

    「IWGP」 佐々木充郭 ~太一人 番外編~
    警察に職質喰らった40歳・無職・パラサイトな男の話。上手いし面白い。

    「泣きながら15分で書きました」 前田司郎
    涙が出ない男・野間口が医者に行くと、人間でなかったことが判明する(ケツに涙腺があって、カメムシ?を肛門で食し、目から精液を出す)。ヤブ医者の語源を探るべく竹薮へ行くと、光る竹があって、その中から青竹踏みが生まれ、野間口が親となる…。ばかばかしい面白さとセリフの妙が冴える。

    「小川町二丁目1333番地物語」 福原充則
    新聞勧誘の男・野間口と、その彼女で20年スナック勤務の女・峯村。野間口の貯めた汚れた結婚資金100万円を供託金にし、野間口を小平市長選に立候補させる峯村。野間口は市長にとどまらず、総理大臣に上り詰めるも、洗剤や巨人戦チケットを配ったスキャンダルで失脚してしまう…。
    権力をすべて愛する妻(峯村)へ注ぎ込むという、壮大な愛の話。東京市部を使ったネタも抜群に面白い。照明効果もいい。気に入った。

    「竜太」 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
    竜太を誘拐した3人組と、竜太の母の話。クセのある会話から一転、母が実は脱走した竜太だったという話。ズッコケ三人組と母が織り成す、暖かな誘拐劇。

    峯村リエが50近いことにビックリした。若い。
    100分。

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    2013/08/14 01:36

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