満足度★★★
パワーは充分
すごい親切な隣人が、
ある家庭にどんどん浸食してきて、
さて、どうなるのかしら、なお話。
何かが侵入してきて、
何かが壊れたり、何かが変わったり。
という、なんとなくピンターみたいな演劇。
一人の老人は、家族よりも親切な隣人を頼り、
愛するようになり、
その様子を見た家族は、少しづつ、何か変わっていく。
ラスト周辺の怒涛の力押しは迫力があり、
特に、文学座の坂部文昭さんのパワーには驚いた。
ただ、なんとなく、力押し一点の演出なような気がして、なにやらもったいない気がするのでした。
パワーがあるのはすごく良いことだけど、もっと、
繊細な何かも観たかった、そう思います。