夏葉亭一門会vol.8 公演情報 夏葉亭一門「夏葉亭一門会vol.8」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    皆さん素晴らしい!!
    とても楽しい時間でした。

    ネタバレBOX

    ●夏葉亭山椒【known as 武子太郎(クロムモリブデン)】『粗忽長屋』  知り合いそっくりの行き倒れを知り合いとともに引き取るそそっかしい人たちの話。お悔やみに来た頭がさらにこいつは留(とめ)だと言い始めるところが斬新。

    枕で全員が偽物の落語家と言い放ち、小宮さんに謝ってみせたり、全てがそつなく上手く、トップバッターには最適でした。

    ●夏葉亭薊(あざみ)【known as 須貝英(箱庭円舞曲)】『後生鰻』  調理寸前の鰻やすっぽんを助け功徳するご隠居の話。OKやシーズンなど外来語を使い、やけになって時代を現代に変えていくところが目新しい。

    何か着物の着こなしが変で、袂がやけに短かったような気がしました。扇子も持って出なかったのでは。でも、雰囲気が和みました。

    ●小宮孝泰(俳優・役者の落語会『ごらく亭』主催)『悋気の独楽(りんきのこま)』  お妾さんに嫉妬する本妻の話。主人がどちらに泊まるかを決める独楽回しが楽しい。

    元々明治大学落研出身で、テレビ『相棒』で落語家の役をしてから再び落語にハマったとのことで、さすがに偽物の落語家、あるいは落語好きの俳優さんとしては上手いと思いました。

    【仲入り】

    ●夏葉亭片栗【known as 川村紗也】『平林』  平林という苗字が覚えられない丁稚の話。

    とにかく可愛い。最近のキラキラネームから本題の平林という名前に入っていくところなどは良く考えられていました。

    ●夏葉亭ザクロ【known as 島岡亮丞】『紺屋高尾』  紺屋職人の誠実さを知り、年季が明けた花魁の高尾が約束を守って嫁いでくる話。

    どうしてもライトに照らされるおでこに目が行きがちで、枕は今一でしたが、本編の人情噺は素晴らしく涙が出そうになりました。高尾の高音でしっとりした口調にはうっとりしました。今回ピカ一、大トリにふさわしい最高の出来でした。

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    2013/07/30 06:49

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