日本語私辞典 公演情報 オイスターズ「日本語私辞典」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    脚本の技巧の高さが圧巻
    さすが、コンクールで賞を獲っただけはある作品だなと。
    舞台上に配置された巨大な障子のような、枠で仕切られた白紙に。
    芝居開始と同時に、一文字一文字、五十音を書いてゆく。
    その五十音の前で芝居が行われ、芝居が進むにつれて五十音は一文字一文字破り捨てられ。
    破り捨てられると同時に、その一字は脚本内で使用不可になり、不自由で限られた言語でコトバが紡がれてゆく。

    非常に淡々進む、コトバ遊びに終始した会話劇。
    その一定の仕掛けに従って書かれた脚本に、さすが賞を獲っただけはある高い技量で、面白みも感じるものの。
    技巧に走って、そこに留まってしまってるような。
    正直、そんなに長くはない上演時間、最後まで観続けるのが、かなりしんどかったです。

    個人的に注目だったのは、先日の名古屋一人芝居フェスでオイスターズさんとのタッグでご出場されていた川上珠来さん。
    あの時も、きらきらした声と笑顔がとても印象的で惚れ惚れしたものですが、今回もやはり同じくきらきらされておられました♪

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    2013/07/15 18:53

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