HOT   公演情報 @emotion「HOT  」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「新・モーレツ社員」に流れる汗
    「新・モーレツ社員」ここに極まり。

    先日、カレッタ汐留内に ある広告図書館を訪れた。
    広告に限った展示スペースがあり、閲覧できる図書館は日本で ここだけだという。
    入場無料、予約不要なので、新橋に用事ができれば休館日等をチェックした上で 見学されることを お勧めする。電通本社ビルに隣接したカレッタ汐留内にある施設だから、そちらの「広告」も忘れていない。

    最近、リニューアルした広告図書館であるが、昭和の広告ポスターを展示するスペースは 以前と同じままだ。
    その中に、「おお、モーレツ!」大文字で書かれた、美女のスカートが“ひらり”と めくれる広告ポスターを発見した。
    この「モーレツ!」は、当時の流行語となり、同時代の「モーレツ社員」にも繋がる。
    広告ポスターを出した企業は、どこか。
    ガソリン大手の出光興業である。

    「噴射」の勢いを宣伝したかったらしい。そういえば、「ウルトラマン」を製品のキャラクターに起用し、“シュワッチ!”…「噴射」の勢いを宣伝中だ。

    「モーレツ社員」は、「5時から男」とは訳が違う。
    会社のため、黒字のため、身を捧げる。

    前置きが長くなったが、今回は 新たな時代に相応しいサラリーマンを描く、「新・モーレツ社員」の像に迫るコメディ作品だ。



    ー解説ー






    コメディ舞台×映像の可能性を感じる、新世代の作品だった。

    配役が これ以上、考えられないくらい適役でした。
    イベント会社社員・日向の大人女子ぶり、SP・鬼頭の“いかにも感”

    何より、ハリウッドスター・マイケル・ホフマンの適役ぶりは尋常じゃない。甲子園球場で走り回る球児くらい、適役です。

    実は 今、「適役」と述べたのは、顔について。有村崑(映画コメンテーター)が「この子、ハリウッドスターなんです!」と紹介すれば、写真 撮ります、たぶん。
    そして、ダチになったら、言うことでしょう。

    「レディ・ガガに会ったら、よろしくね」と。


    それくらい、ハリウッドスター風のイケメンなんです。
    「大袈裟な」と思う人は、マイケル・ホフマン役の平野正和 で検索を。別のロック歌手も勝手にヒットしますが、“マイケル・ホフマン”を思い浮かべて頂ければ大丈夫でしょう。

    なぜ、ここまで一人の出演者をプッシュするのか。
    前置きに広告図書館の話があって、しかも題材がイベント会社だから。

    「顔について」と限定したのは、舞台では津軽弁を話したためです。


    会場まで、京王本線・桜上水駅から徒歩15分かかりました。しまいには、シドニー五輪の高橋尚子選手みたくサングラスを捨てようかと考えました。
    まあ、残念ながらサングラスは持ち合わせていなかったので、捨てるフリだけしたのですが(なんてね)。


    都内の劇場といえども、徒歩15分は疲れる。下北の駅前劇場なんて、1分ですよ。


    乳酸が溜まりました。(ヤクルト販売しようかな)
    ただね、…役者さんは 30倍 汗ダクでした…。
    「え?本番前に修行してきた?」と勘違いするほど、汗ダク。
    Yシャツも 豪雨後の姿に。


    でも、作品の設定がジャパンプレミアに登場するマイケル・ホフマンのダミーと、それをねらうスナイパーの対決構造だったので、汗ダクであることが「迫力」を生みました。


    「滑ることを恐るな」


    コメディとして技術的に爆笑を誘う舞台ではありませんでしたが、この劇団は「滑った先」を目指すのです。

    「モンスターハンター」のモノマネで滑っても、やり続ければいいじゃないか。
    そう、観客が笑い続けるまでネタ続行だ♡

    劇場は、ジャパンプレミアの会場へ変貌。レッド・カーペットを敷き詰め、壇上にはマイケル・ホフマン、共演女優陣の舞台挨拶が開催される。

    このシチュエーション、今まで ありそうでなかった。
    しかも、舞台挨拶後、スクリーンに自主製作した映画も上映する。

    編集の切替、つなぎ も中々で、商業映画にとって必需である多方面のフレームから撮影しています。アクションシーンに至っては、舞台以上(?)に本格派でした。


    コメディ舞台×映像

    その融合された形としての、ジャパンプレミア試写会というシチュエーション。


    イベント会社・社長の台詞



    「観客が楽しんだ上で、我々も楽しむ。それが、良い仕事というものだ」



    「新・モーレツ社員」は、会社のため、黒字のため、にプラス!
    “笑顔”に身を捧げる。
    クライアントの、会社の、同僚の、自分の それへ。

    あれっ、でも、その言葉って舞台造りにも当てはまりません?、社長さん。




























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    2013/06/16 22:42

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  • 遅くなりましたが、@emotion presents expression vol.2 赤 『HOT』にご来場いただきありがとうございます。
    素敵なコメントありがとうございます。

    今後とも@emotionをよろしくお願いします。

    2013/06/22 12:51

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