絶句 公演情報 秘密結社ブランコ「絶句」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    天国からのビデオレター
    面白い。75分。

    ネタバレBOX

    龍人(はしいくみ)…亡くなったひばりに会いたい、チン毛の生えてる5歳。
    留美(よこえとも子)…サザエさんヘアーな弁当屋。ひばりの妹。龍人の子を身篭りたいと思っているため、龍人の性成長を促すナニかを食事に仕込んでいる。
    かな(星原むつみ)…近所の中学生。ショタコン。龍人を狙う。少年をレイプし殺害する殺人鬼。父にいたずらされてた。
    篤子(久保明美)…ひばりの友人。飼ってた犬が死んで、代わりに龍人を飼おうとする。いい匂い。
    ひばり(鈴木潤子)…龍人の母。天国からビデオレターを送り、龍人をこっちにこいと誘う。人を殺すなどのチカラがある。龍人に父に居所(宇都宮)を教える。

    5歳の誕生日。母に会いたいと願った龍人にビデオレターが届く。バルスのシーンを皆で再現することで、天国と現世が繋がって龍人を天国に連れようとする母。次々に死んでいく留美、かな、篤子。そして、誕生日ケーキのシーンに戻る。3人のドス黒さを知った龍人は、かなと篤子を追い出し、留美から宇都宮の位置を聞いてお礼を言って駆け出す…。

    3人の女が5歳児を狙うってシンプルでダークで笑える要素が上手い。んで、感動ファンタジー的な天国からのビデオレターが届き、感動的なBGMが流れ出してからがまた、上手い。ビデオのひばりの表情とか笑うセールスマンなジェスチャーとか、龍人らのリアクションもいい。前半の伏線から一段階上に引き上げた舞台にしている手腕がいい。照明や音響も○。

    ひばりの表情がアレだから、ホラーにも見えるが、実際は母が息子を守った感動話なのか。あのまま行けば、レイプされて殺されるか、犬な生活を強いられるかな男児に、常人以上の生きる活力を与えたという。ハートフルな話をハートフルな話に見せないところに魅力があった舞台だった。

    3人の女性に狙われる男児をはしいくみが好演。アホ演技も良かった。「後ろ毛見てほしかった」は笑った。あと「バルス」シーンも良かった。

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    2013/06/09 10:00

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