歴史いぜんの記憶―うむすな 公演情報 山海塾「歴史いぜんの記憶―うむすな」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    砂による時間の表象
    ゆっくりとした動きと刻一刻と変化する砂の姿を媒介にして悠久の時間を感じさせる作品でした。

    開演前から舞台奥両サイドの砂時計の様なオブジェから砂が流れ落ちていて、更に開演してから最後まで舞台奥中央に砂が落ち続ける中で、7つの場面が展開しました。天児牛大さんのソロから始まり、4人グループと3人グループのシーンが交互に続き、再び天児さんのソロの後、最後のシーンになって初めて天児さん以外の全員のユニゾンとなる構成で、中盤では少し停滞感を感じましたが、日常の時間感覚と異なる世界が
    繰り広げられていて、まるで夢の中の様でした。

    2つの大きな長方形がステージの床から少し浮いた状態で設置されていて、その上に均一に敷かれた砂が舞踏手が踊ることによってその痕跡が刻まれ、時間の流れが可視化されていたのが印象的でした。
    白い砂の色の中に火や水といった自然を連想させる赤、青、緑の照明が使われていて鮮やかでした。

    基本的に非常にゆっくりした動きがメインで、身体を精密にコントロールしながらも柔らかさが感じられました。砂の流れる音を聞こうとするような、片手の甲を同じ側の耳の下に当てる動きが何度も現れ印象に残りました。
    ゆっくりとお辞儀をするカーテンコールの振る舞いまで美意識が徹底していて、最後まで世界観を壊さないのが素晴らしかったです。

    0

    2013/05/26 08:25

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大