カフカ朗読《流刑地にて》 公演情報 夜想 presents パラボリカ・ビス「カフカ朗読《流刑地にて》」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    蔵前の古本屋の猫・・
    夕暮れどき、風が気持ちよかったので、
    浅草から浅草橋まで歩いた。

    1時間あるから余裕かと思ったら、通りがかった古本屋の奥に猫がちらりと見えた(笑

    白かったな、と思いながら奥に入ると、
    相撲とか、芸能関係の本が多く、
    みているちに最初の方で見かけた昔の江差(死んだ父親の故郷)の尺八吹きの本が欲しくなって探したけれど、
    一生懸命に探したけれど、もう見つからなかった。

    さっき見かけた猫も古本もマボロシなんじゃないかと思いかけたころ、
    時間が無いのに気付いて(苦笑
    あわてて走った。

    下町は、町も古本屋も、
    山の手ほどキレイではないけれど、
    夕暮れ時にはなんだかフシギな甘い夢みたいに見えるときがある。

    ビスも、ぱっと見はなんてことはない建物なんだけど、
    以前創設時の話をトークショーできいて、
    決してお金持ちの道楽なんかではなしに
    苦労しながら作り出された場所だけあって、
    自分にとってどんな馴染みも無い展示物でも(西岡兄妹は勿論知ってる
    よくよく見てみると素晴らしい美に溢れたものばかりで
    今まで大変勉強させて頂いてきた(笑

    ハチスノイト+Magdala氏のライブや朗読も、
    一見したところ凄さはなかなか分からないかもしれないけれど、
    自分も夢中夢の頃から何度かハチスノイト氏のライブは観ていたのだけれど、
    先日ドミューンで生でMark McGuire x Dustin Wongのライブを見ていたこともあり、
    今回は音楽的な凄さをよりハッキリと認識できた気がする。

    最近は技術の進歩もあり、
    音楽でもバンドセットじゃなくとも
    ソロやデュオでも相当複雑な世界の構築が可能になっている。

    今回の朗読は、音楽的なテクニックをアレンジして使用しており、
    通常のイメージの朗読会とはまったく違う。

    技術とセンスさえあれば、
    もちろん個人の相当の努力は必要だが、
    一人芝居や二人芝居の可能性が大きく広がることを予感させるものではないかとも思った。

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    2013/05/23 00:14

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