水辺のデッサン 公演情報 劇団まるおはな「水辺のデッサン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題673(13-098)
    11:00の回(曇)。10:15会場着、受付は始まっていて、1階奥のギャラリーで開場を待ちます。廊下突き当り、チラシデザインの原画があります。ここは2回目、前回見ることができなかった部屋にも絵画などの展示、黒い猫が庭で水を飲んでいました。
    10:30開場、隅田川を眺める位置に桟敷席(ミニ椅子含む)3列と椅子席(最後列)。ゆったりとした配置、ブランケットが用意されています。下手にソファと丸椅子、角に机がありたくさんの本、正面に椅子が3脚、上手にはデスク、ノートPC(普通のキーボードを繋げている)、加湿器、古いアルバム。10:58前説、11:02開演~12:25終演。

    ここルーサイトをめぐって昭和初期から今につながっているもの。「まるチーム」をみました。

    「野中歩」役の漢人拓希さんが、2役(んーと、衣装が変わったので3役)を見事に演じ分けていました。

    ネタバレBOX

    今を生きる者、死んだもののまだ迷いを捨てきれずにいる者。実に爽やかに数世代を繋げた物語。それにまた出ていらっしゃる役者さんたちが実にいい。
    見えないはずの「死んだ者」がなぜか見えてしまう「生きる活力が弱い」男、意地っ張り女フリーライター(主人公)、そこに三途の川でナンパ...の男女。

    ここまで、この場所でなければできないだろう、と思ってしまうお芝居は決して多くはありません。隅田川から吹いてくる風に「時」は乗り、彷徨う者たちの「想い」を届けに来る。

    窓外に見えるトラックの行き来、流れる川は波に光り雲も流れる。何十年もの毎日の生活、人生を育んできた「ここ」に「このお話」、贅沢な時空を経験しました。

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    2013/04/21 00:27

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