私のなかの悪魔 公演情報 メジャーリーグ「私のなかの悪魔」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    19世紀の戯曲なのに今風
    高橋洋さんが久しぶりに舞台に出演と言う事で楽しみにしていた公演。
    青山眞治さんが舞台演出と見た時、「G.G.R」の舞台の不慣れなさに違和感がつきまとっていたけど、今回は全くそう思う事もなく、古い戯曲なのに現代的で夫婦、というか男女の緊迫感ある会話に楽しめた。

    ネタバレBOX

    海辺近くのある家。一段高くした舞台床上にソファーとテーブル、4本の支柱。 舞台奥上方にロフトのような小部屋が見える。
    夫と元夫、妻と夫、妻と元夫の会話場面が多い。
    陽気に振る舞う小悪魔妻、嫉妬と不信を募らせながらも時折感情剥き出しにしてうろたえたりする夫、元夫は現夫にアドバイスと思わせるような巧妙なそそのかしをするも、翻弄されてしまったりする。本当は女難の手相でも出ていそうな性格。
    夫婦の関係が破滅寸前になるとわかるとあがく妻、それを逆手に妻を傷つけるも、結局自滅してしまう夫。
    上品な昼メロみたいな感じだったけど、三人とも生々しい迫力で大人な魅力が満載だった。

    最後のアドルフの台詞の時、自分の座席からは支柱で役者が遮られて表情が見えなかった事が非常に残念だった。
    それ以外はとても興味深い演目でした。

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    2013/04/01 02:17

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