まる、さんかく、しかく 公演情報 いろどり社「まる、さんかく、しかく」の観てきた!クチコミとコメント

  • ○△□
    ○まる○

    「あたくし或いは天狗の小噺」
    この方の書いた脚本に何度か出演させて頂いたことがある。なるほど例に倣ってメルヘンの住人が現れるお話し...と思ったがそれだけじゃなかった。


    △さんかく△

    「消えない」
    分からないところから一気に引きずり込まれた


    □しかく□

    沖縄に行きたいな☆
    タイトルに☆がついているところに気が付くべきだった。

    ネタバレBOX

    まる○
    女学生(袴にブーツ、坂本竜馬?)と、天狗がひたすら花札の勝負をするお話。女学生はこいこいをしてより高得点で上がることを企み、「花札の醍醐味はこいこいなのよ!」と言わんばかりだが、天狗のカスとかタネとか一点ぽっちの積み重ねに負けてしまう。
    ぶーたれながらも勝負を挑み続ける少女と、面倒くさがりながらもそれに付き合う天狗のお話。

    途中で挟み込まれる核心部?にどきどきしながら鑑賞。「(札を)きるのはあなた」「あなたって妖怪なの、あたしの神様なの」「それでいいのかしら」
    何か大切なことを言っている感はあるのだけど、明確な答えをくれるわけではないから、観客は自分たちでうんうん考える。答えは無いと分かっていてもうんうん考える。
    何にでも置き換えられる気もするし、なんでもないことのような気もするし。
    ちなみに30分くらいの芝居だったか?、台詞は女学生の一人語り。(ほとんど)天狗の台詞は最後の最後にただひとつ。「めんどくさいんですよ」これがまた分からない。
    ずっとうんうん考えている。



    さんかく△
    「わたし、いま、あなたの家の前にいるの」
    あまりにも有名なメリーさんの電話を題材にしたオリジナル作品。部屋には男女が一人ずつ。同棲かな?どこかかみ合わない。お互いに会話をしない。でも同じ空間にいて、同じものを使っている。次第に生じる誤差、「あれ?歯ブラシが無い......?」

    ホラーか!最初は分からなかったけど、一つの部屋を中心に描かれた、死人の話。お互いは見えず、互いに、以前この部屋の住人だった者同士。知り合いではないらしい。それぞれ生前には恋人がいて、その恋人がまたそれぞれホラー好きとかなんとかいう設定で、薄気味の悪さの演出が半端じゃなかった。怖かったよー。で、恋人に会いに行くところで運悪く交通事故死してしまっていた...ことに気づかず自宅で過ごしていた死人たち。冒頭メリーさんの電話は、恋人に会いに行く時の電話の文句だった。
    現住人(三人目の役者)の登場で、二人はようやく自分の死に気が付くんだけど、これ、現住人もこのあと死ぬんじゃないかな~と思うとまた怖い。
    前半の、お互いに気づかない、観客もまだ芝居の仕組みに気づかない部分での二人のすれ違いが、ちょっぴり凝っていて面白い。


    しかく□
    「オーーーーマイーーーガーーーーーーッ!」これがみちこさんの一発目のオーマイガーだった!!!
    みちこさんとみっちゃん。初対面の二人が何故か沖縄で出会って、何故か一緒にドライブ道連れして、何故か自分の心境とか話しちゃって、何故か笑えてハッピーになれちゃうハネムーンのおはなし。

    なんと、みっちゃん役の方が急きょ出演不可になられたそうで、代打の方が台本を持って読みながらの二人芝居だった。そのことによって台詞の掛け合いがうまく機能しなかったり、ストーリーを追いかけるのに必死になってしまう部分も大きかったが、作演も務めたみちこさん役の方の伝えたいメッセージは痛いほどに詰まった作品だった。
    みちこさん役の方は、以前から私が好きだなあと思っていた役者さんで、実をいうと私の先輩でもある。はじけるような、身体から何か出てきちゃうんじゃないかって心配になるようなそんな芝居をされる方で。今回もそれに漏れることなく彼女は心配になるくらい笑って泣いて生きていた。みちこさんは生きているんだなあと、強く思いました。
    みちこさん旦那にうまく素が出せないんだよとか、みっちゃんの施設から出た子供たちの想いとか、絡み合っているようで、脚本としては伝わってこない部分も実は多かったけど、阿部さんの、演劇が好きだやめたくないんだというそういうメッセージが、ぐさりぐさりと私には刺さりました。たぶん、何か身体から出てきちゃうんじゃないか、っていうのは、単なる私の心配じゃなくて本当に何か出ていたと思います。内臓的な何かが。

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    2013/03/12 19:24

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