『ベルサイユのばら』 -オスカルとアンドレ編- 公演情報 宝塚歌劇団「『ベルサイユのばら』 -オスカルとアンドレ編-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    脚本はヒドイ
    ベルばらは初演から知っています(前世の記憶として)が、ぶっちゃけ脚本は今までで一番ヒドイと思いました。そのあたりはネタばれで。

    それでも周りではかなり評判がいいベルばら。
    全て主役の二人の美しさのおかげだと思います。私も、観終わったときには大満足しました。
    でもやっぱり、本はひどいです(笑)

    ネタバレBOX

    全てのセリフが説明調。ま、宝塚ではままあることですが、度が過ぎます。
    最初に登場したジャルジェ将軍からつづく状況説明台詞のオンパレードには気が遠くなりかけます。
    オスカルの姪っ子ル・ルーに至っては「アンドレ、あなたがどんなにオスカルおねぇちゃまを好きでも、オスカルおねぇちゃまはフェルゼンが好きなのよ~」と、なんでそんなことお前が知ってるんだってなことまで暴露して「ごめんあさーせ」とおばさんのようにはけていきます。子供らしくない。

    そして、原作の名台詞を言わせる人がいろいろ間違っています。

    「諸君、我々は、名もなき祖国の英雄になろう」は、爵位を捨てたオスカル自身がいうから感動するのであって、ロザリーから「オスカル様!皆さんも!名もなき祖国の英雄になってください!」と言われるものじゃありません。おまえ何様じゃー!と怒りたくなります。お前が言うな。

    男の姿をしていても女のあなたにはわかってもらえると思ったけれど・・・(恋する気持ちはわからないのね)と、アントワネットさまから言われるから、恋するオスカルが切ないのであって、「女でありながら女の姿を捨てたきみには分からないのか」と、フェルゼンがオスカルに言ったらあまりにひどい。
    オスカル可哀想すぎ。
    ベルばらなのにアントワネットが出てこないのもヒドイ。

    このひどい台詞を言うためだけにチョイ役で出て来るフェルゼンは、いくら今回主役じゃないからといっても、衣裳が地味すぎ。あんなのフェルゼンじゃない。

    一方、アンドレの衣装は豪華です。ついでに男らしくてカッコよすぎ。
    一部の友人たちからは、あんなのアンドレじゃないといわれています(笑)
    ブイエ将軍を人前で呼び捨てにしちゃうし。しないよ、できないよ、アンドレなら。

    とまあ、色々と突っ込みどころが満載で、怒りどころも満載でしたが、とにかくまさおさんとみりおさんが綺麗だからすべて許せる感じです。あと、昔ながらの曲に心うたれるから。

    私がこの日観たのはまさおオスカルでしたが、オスカル様、かなり女オンナしていました。白ブラウスだと男装しているってのも忘れそう。

    次回はみりおオスカル観ます。そのあたりどうなのか楽しみです。

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    2013/03/11 21:02

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