満足度★★★★★
どん・しんく、ふぃーーーる!
一言で表現すれば「オトナのお伽噺」か。
幼い頃、寝る前に親が即興で語ってくれた作り話にも似て。(そういやこれもピロートークだし)
擬人化された「町」の体験する不思議な物語、隠喩に溢れているようにも思われるが、敢えてその意味を捉えようとせず感じるままに受け取る。(「考えるんじゃない、感じるんだ」的な(笑))
登場人物の1人が喋る言葉は、本来の台詞の母音を残して子音を換えたものであることは見当がついたが、終盤で台本が投影された時にそれぞれ別の単語になっていることを知って愕然。
全体を支配する、どこかトボけたような、脱力的な空気も好きだったなぁ。
前回公演「狐狗狸狐狸九九二錠の1/2」とはまた違ったスタイルだったけれど、今回も好み。
さて、次回はどんなモノを見せてくれるのかしら?