逆鱗に触れるまでの細くて長い道《真昼間の章》《真夜中の章》 公演情報 Cui?「逆鱗に触れるまでの細くて長い道《真昼間の章》《真夜中の章》」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    《真夜中の章》観劇
    詩の機関銃が炸裂しました。

    ネタバレBOX

    夕方6時過ぎの東海道線って凄いですね。STに向かう下り電車はぎゅうぎゅう詰めで、こりゃ痴漢事件もしくは痴漢冤罪事件が起こるかもしれないなと思いました。で、観たのは痴漢の方ではなく切り裂き魔の方でしたが、夜の部が痴漢の方が身につまされてピンとくるような気もしました。

    喧嘩を吹っ掛けるためにおばさん攻撃をしたり、追いかけてきた夫がゲロを吐いたりしたシーンは受けました。一両目の連結器付近という場所、嫌なことは重なるもので、どこかで人身事故が起きて電車が止まったりする絶妙さに笑いました。実行者、見学者、目撃者でしたか、この区分けの仕方に目新しさを覚えました。

    全体としては、演劇入門で言うところの高音を張り上げる学生演劇の部類でしょうか。台詞は大きな音楽と被ってよく聞き取れませんでした。最初はよく聞こえないことが不満でしたが、ストーリー自体起承転結がさほどあるわけでもなく、リング上で行われる詩のバトルのようなものだったので、終いには機関銃のように詩を撃ち続けることを重要視しているのだと思い、それはそれで新鮮に感じました。

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    2013/03/02 09:23

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