満足度★★★★★
「歌って踊って殺陣アクションをこなす、女盗賊役」の蒼井優ちゃん推し!
さすが新感線!鉄板のエンターテインメントは五右衛門第3弾!!
歌って踊って、殺陣アクション、足掛け3時間40分(休憩20分)の超大作。
年末年始にふさわしく暗さ深刻さがなく、たっぷり楽しみました。
普段、演劇やミュージカルを観ることがない人には、特に是非お勧めしたい!!
絶対楽しめます!
今回は特に、同じスクリーンや床面、壁面に映像を投影して
城壁や街並みなど、景色を自在に変える工夫に関心しました。
さて、役者さんでは、私はとにかく
「歌って踊って殺陣アクションをこなす、女盗賊役」の蒼井優ちゃん!
実に楽しそうに、はじけて演じられていて驚きました。
これまでもっと、おっとりおとなしめの印象しかなかったので、
最初出てきても、彼女だと気づかなかったくらいです。
ほんとに楽しそうなので、観ているこちらも楽しくなっちゃって釘付け。
もうオペラグラスでずっと観てました。
他には、明智探偵方の三浦春馬さんの名探偵演技?と小林少年
ならぬ少女と少女探偵団の賑やかさ、
高橋由美子さんのきっちりしたミュージカル歌唱と独特のボケ演技、
村井國夫さんの余裕の貫録と遊び具合、
麿赤兒さんの想像以上にちゃんとした秀吉演技と存在感、
今回は珍しく極端にぶっ飛んだりしたところがない真面目な粟根まことさん
など実に多彩。
これらの方々に比べれば、かなり力の抜けた超自然体にみえる古田新太さんや
変わらぬキャラの高田聖子さん、橋本じゅんさんらは少し控えめに映りました。
今回の五右衛門ロックはまだしも、そろそろこの「超時代劇ロックオペラ路線?」
も結構パターンになってきたようにも感じます。