満足度★★★★★
ハラプロジェクト「逆夢」観ました
「マクベス」「リア王」に続き、三年連続で観劇。
古事記とパンク歌舞伎がここまで相性が良いとは…絶句。群像劇であり、かつ日本人の深層になじみ深い題材ならでは?舞台が能楽堂というのも効果的。
新解釈の蛭子の扱い、家庭内暴力や男と女の諍いと調和等の焦点の当て方も、自然に飲み込める。元からあったかのよう(後で当日パンフを読んで、全部書いてあった(笑)。
原初的な威厳のあるイザナギイザナミ、凛々しいアマテラスと女々しいスサノオ、エロコミカルなウズメ等の迫力ある神々に混ざり、素にしか見えない原さんが堂々存在(笑)
天岩戸のシーンは、参加者の特技を生かすパンク歌舞伎の為にあるかのよう。祭だ!
パンク歌舞伎は今回で一区切りとの事ですが、折が来ればぜひ再開を!