キャロリング 公演情報 演劇集団キャラメルボックス「キャロリング」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    今、旬!原作は『図書館戦争』有川浩のキャラメル劇団員当て書き新作小説!
    原作は『図書館戦争』有川浩のキャラメル劇団員当て書き新作小説!

    倒産により閉鎖寸前の学童保育・子供服会社に勤める元婚約者同士の二人と
    離婚寸前の夫婦と息子を中心に、やはり倒産寸前の整骨院、闇金融など
    周囲の人々のクリスマスまでの物語。

    SFでもない、ファンタジーでもない、現実社会の身近な話で、
    しかも、安易なハッピーエンドに落とさない。

    一見してキャラメルっぽくないような話でありながら、
    笑って泣けるクリスマスの青年と少年の成長物語は、
    まぎれもなくキャラメルらしい感動の一編になっている。

    これまではコメディレリーフ担当の脇役が多かった前田綾を 純粋なヒロインに据えて、
    また、ヒールやクールな役が多い大内厚雄を、ひ弱なダメ夫を、
    主役級で好青年役の多い畑中智行、多田直人を闇金のやくざを 演じるなど、
    これまでにない配役が新鮮でとても良かった!

    劇団の良いカラーを伸ばしつつ、新たな挑戦を続ける(特に震災以降)劇団の姿勢に感心しきりです。

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    2012/12/23 20:21

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