ポリグラフ 公演情報 東京芸術劇場「ポリグラフ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ゲージツ作品ぽい
    舞台上は映像、音楽と身体フル活用、観客は視覚聴覚フル活用、脳の奥が痺れるような刺激的で詩的な舞台のような印象。
    断片的に場面が変わっていくが、見る度に感想が違ってくるかも。
    役者3人のあのパフォーマンスの動き、体脂肪率を教えてほしい、と思ったりして。
    サイモン・マクバーニーの「エレファント・バニッシュ」をすこし思い浮べたり。
    約20年前のベルリンの壁があった時代の話、その当時の海外の文化背景を覚えていないとお話についていけない箇所があるかも。約90分。

    ネタバレBOX

    あらすじはあるけど、確実な結末はないような。いや、あったか。
    場所がカナダのフランス語圏のケベックシティ。
    舞台オーディションに合格したが、その役柄が実在の事件の殺害女性の役だと知る女優ルーシー。
    殺された女性の元恋人、当時被疑者としてポリグラフテストを受けたフランソワ/レストランのウエイター。
    フランソワをポリグラフテストした犯罪学者ディヴィッド/東ドイツからやって来た。
    その後、3人が出会って物語が展開していくが、奇妙なトライアングルを形成したような物語。
    東ドイツのベルリンの壁と、カナダにもあるらしい城壁。その対比。
    海外の作品ではおなじみ?ドラッグとか、同性愛描写、SM等々はどんな顔して見てたら良いのか困った。ちゃんと見たけど。
    フライヤー写真のような衝撃的な場面もあれば、三者とも全裸で動き回る場面もあるが、照明を駆使して肉体すら舞台美術のような動きを見せ、それがまた滑らかで綺麗だった。
    流石にベルリンの壁は分るがカナダの城壁の話題は初めて知ったので、一瞬では理解出来なかったけど、大変見飽きない面白い舞台でした。

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    2012/12/15 01:40

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