12月のピエロ協奏曲 公演情報 山下幼稚宴「12月のピエロ協奏曲」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ファンタジー
    開演前に、説明係(劇団員)とマナーの悪い客(実は劇団員)と誘導係(劇団員)が全て歌声で会話するという、自称「茶番劇」が始まりインパクトありました。
    [12月のピエロ協奏曲]ということで、現代劇かと思いきや、中盤になって「トキの国」と「ピエロの一族」等の設定がはっきりしてくる、不思議なファンタジー世界観でした。

    ネタバレBOX

    突然現れた王様の言われた通りに12人のピエロ族を探しに、地図の場所に行って、すんなり仲間にするというなんともご都合主義な展開が続くのは、陽気な歌の端々から伝わる能天気さから、違和感を感じさせません。
    欲を言えば、心情を追う表現が皆無で全て唐突だったので、もう少し感情移入がしたかったです。

    主役の栗原彰文さんは、夏の夜の夢のパックのように身のこなしがヒラヒラと軽く、人懐っこくてお茶目で賑やかでした。凄く輝いて、皆を引っ張っています。相本さん、石崎さんのキャラクター性がぶれなくて好きでした。四季出身者の脇坂さんの体の細さが際立っていました。中田さんの貴婦人っぽさは、ビジュアルも声もバッチリでした。

    演技は山下さん以外全員、ずっとオーバーアクションでパワフルでした。歌はハモりパートも見られ頑張っていました、バレエやジャズのようなダンスが多々取り込まれているところがオシャレだと思いました。

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    2012/12/13 16:27

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