化石になった劇団
※評価不能
全てにおいて市民劇団以下のクオリティ!!
とにかく芝居が、クサくてクサくて・・・
宝塚歌劇のような大仰な台詞回し。
周りのキャストの存在を無視した独善的演技。
人物同士の関係性がまったく見えない演出。
「観るに堪えない」芝居は何度も観てきたが、「笑うに堪えられない」芝居を観たのは初めてだ。非常に重いテーマなのに、俳優の演技や演出が時代遅れ過ぎてこれほど笑いを堪えるのに大変だった芝居はない!市民劇団の方がよっぽど巧い!!
今どき、アタッシュケース持ったサラリーマンなんていねぇーだろ!
しかも、シルバーの・・・とまずは失笑。
紺の背広にシルバーのアタッシュケース持って、ロボットみたいな動きをする主人公を見たとき「スパイ」かよっ!と思った(笑)
原発側の社長と秘書の格好もスゴい。
波みたいな地模様の焦げ茶のタキシードを着た社長と拝絹が波模様のこれまたグレーのタキシードの子分(笑) マジシャンかっ!
もう挙げだしたらきりの無い「笑いのツボ」満載の超駄作!!
かつての俳優座は、いま何処・・・
あれだけの名優を輩出した老舗劇団を偲ぶよすがは、今や加藤剛や岩崎加根子らのわずかな老残骸だけだ。
栄枯盛衰は世の常と言へど、これほど劣化著しい劇団は他に類をみない。
劇団俳優座自体、現在の演劇界では「化石」なのだなぁ~とつくづく思った(合掌)