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ひーるべる
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カムカムミニキーナ「
ひーるべる
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
大人な昔話
初カムカムミニキーナ。
ネタバレBOX
妹のベル(広澤草)と関係を持った領主・黒土(八嶋智人)との間にできた子を堕ろした?ベル、国王・蔵王(松村武)の親友・青鐘との間に子・鳴雉(若松力)をもうけた女王・浪座(藤田記子)、蔵王と浪座の子として生まれるも、片輪として海に捨てられたえびす、蔵王の子の3兄弟、親を探すヒル(中島栄治郎)、魂を慰めるため泣く海魔女・アガサ(田畑玲実)らの、どこか昔話な神話な感じで人間の業を描く。
導入部はやや退屈にも感じたが、えびすの登場あたりから面白さが増した。突飛なような話だけども、舞台としての一体感があって、客を置いてきぼりにしない。
前時代な舞台で、子を捨てるは、復讐だは、堕胎だは、策略だは、近親相姦だは、材料自体かなり重い。善悪の向こう側にある人間を、ファンタジー要素で彩り浮き上がらせる。ラストの泣きシーン良かった。前半ラストのえびすに飲まれる(海にのまれる)演出もいい。観劇中はさほど思わなかったけど、恐ろい舞台だった。
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2012/11/08 00:48
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